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「君たちはどう生きるか」が伝えたいこととは?実際に見た感想も紹介!

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参考:東宝映画情報【公式】

2023年に公開された宮﨑駿監督の映画「君たちはどう生きるか」。

タイトルは昭和の名著を思い出させますが、映画の内容は全く新しいオリジナルストーリーです。

一見して理解が難しく、抽象的な映画に感じたという方も少なくなかったと思います。

本記事では、そんな映画「君たちはどう生きるか」の

  • 「君たちはどう生きるか」が伝えたいこととは?
  • 「君たちはどう生きるか」を実際に見た感想

について解説・紹介していきたいと思います。

一部ネタバレを含みます!ご了承ください。

「君たちはどう生きるか」が伝えたいこととは?

この世に生きてていいんだよ

「君たちはどう生きるか」というタイトルにはどこか厳しく問いかけるような印象がありますが、個人的には映画全体を通して実はとても優しくて温かいメッセージがあると感じました。

それは、「あなたはここにいていいんだよ」「生きてていいんだよ」という無条件の肯定です。主人公・真人は母を亡くし新しい家族とともに地方へ移り住みますが、心の中には深い喪失感と戸惑いがあります。

真人は学校でも居場所がなく、大人たちの世界にも馴染めず、どこか孤独な存在に描かれていました。

そんな真人が奇妙な世界に入り込み、たくさんの葛藤や試練に出会います。けれどそこで出会う人々や生き物たちは、善悪の基準では語れない「生きている存在」として真人と関わっていきます。

その中で彼が少しずつ変わっていく姿は、私たちにも「たとえ今がつらくても、生きていていい」と語りかけてくれているように感じられました。

誰かと比べる必要もなく、何かにならなければいけないわけでもない。ただ「生きている」ことがもうすでに肯定されているといった思いが伝わってきました。

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参考:X

この世は生きるに値する

宮﨑駿監督がこの映画で描いた世界は、一見すると混沌とし不条理に満ちています。

善と悪が明確に分かれているわけでもなく、何が正しいのかもはっきりとは示されません。しかし、それこそが現実世界の縮図のように思えました。

私たちの日常も理不尽なことや悲しい出来事、説明のつかない不安であふれていると思います。それでもなおこの世には生きるに足る価値がある、と作品は伝えていると感じました。

不思議な塔の世界には美しい自然、素朴であたたかな人々、生命のリズムが存在していました。そこには、命のはかなさや脆さと同時に、力強さも感じられました。

個人的には、生きるということは必ずしも楽しいことばかりではないかもしれません。それでも、そこに小さな喜びや誰かとのつながり、誰かを大切に思う気持ちがあるならばやはりこの世界は「生きるに値する」と思います。

宮﨑監督がこの時代にこの作品を作ったという事実が「今を生きる私たち」への希望の光と受け取ることもできます。

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参考:X

自分として生きる

真人の旅は誰かに導かれるものではなく、自ら選び、自ら進むものでした。彼は常に迷っています。どうしたらいいのか分からない。どれが正解かも分からない。それでも、彼は立ち止まらずに歩み続けます。この姿勢こそが、「自分として生きる」ことの本質なのだと思いました。

人生には正解がありません。誰かの真似をしても自分の心に嘘をつけば必ずどこかで苦しくなります。だからこそ、自分で悩み、自分で選び取りながら「自分の人生」を歩いていくことが大切だと思います。

映画の終盤、真人は「塔」の管理者のような存在から自分がその後継者として世界の維持を任される立場にあることを告げられます。しかし彼はそれを拒み、現実の世界へ帰ることを選びます。

これは逃げではなく「自分の意思」で選んだ道でした。迷いながらも誰かに決められた道ではなく、自分の生き方を選ぶ。たとえその選択が困難でも「自分として生きる」ことなのだと感じました。

まー
まー

「君たちはどう生きるか」は予告編なし・あらすじ公開なし・宣伝最小限で公開されたよ。

これには「何も知らずに映画を観る体験」を大切にしてほしいという宮﨑駿監督の想いがあったんだって。

「君たちはどう生きるか」を実際に見た感想

「君たちはどう生きるか」を実際に観たとき、まず感じたのは「これは簡単には説明できない映画だ」ということでした。

ストーリーには謎が多く、言葉で解き明かせないシーンがいくつも登場します。しかしそれが逆に心に残りました。物語のすべてを理解できなくても心のどこかが動かされる。そんな不思議な感覚でした。

特に印象的だったのは主人公・真人の葛藤と成長です。彼はとても普通の少年で、誰よりも不安定で傷ついています。だからこそ「このままでいいのかな」と迷っている今の私たちに重なる部分が多く、感情移入せずにはいられませんでした。

また、映像の美しさや音楽の静けさが現実と夢の境界を曖昧にし、観ている人をじんわりと包み込むように感じました。

映画を観終わった後に「面白かった」という単純な感想では言い表せませんが、「観てよかった」と心から思えるような作品でした。

まとめ

この記事では、映画「君たちはどう生きるか」について

  • 「君たちはどう生きるか」が伝えたいこととは?
  • 「君たちはどう生きるか」を実際に見た感想

について解説・紹介しました。

「君たちはどう生きるか」は、誰にとっても正解を示してくれる映画ではありません。

でもだからこそ、観た人の心に強く残り、それぞれの生き方を考えるきっかけになる作品だと思います。

個人的には

  • 「生きていていいんだよ」
  • 「世界はつらいことばかりじゃない」
  • 「君の人生にも価値がある」

といった温かなメッセージをこの映画から受け取りました。

実際に見た感想は、一見して理解が難しく抽象的な映画という印象でした。

しかし、観た後にじっくり振り返ってみることで作品の深いテーマと不思議な世界観を理解することができ、「観てよかった」と思えました。

まー
まー

「君たちはどう生きるか」の解釈は人それぞれだと思いますが、観てよかったと思える作品でした!

 

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