「薬屋のひとりごと」という作品は、後宮を舞台に「毒見役」の下女・猫猫(まおまお)が様々な難事件を薬学の知識で解決する謎解きエンターテイメント作品です。
薬屋のひとりごとはシリーズ累計3,100万部突破の大人気作品であり、アニメ化されています。
しかし、作品に登場する場所は架空の設定なので、
薬屋のひとりごとの時代や場所のモデルについて疑問を抱いた人も多いのではないでしょうか?
この記事では薬屋のひとりごとの時代や場所のモデルについて実際に見た感想を踏まえながら紹介していきます。
薬屋のひとりごとの時代や場所のモデルって何だろう?
気になるんだよね…。
時代や場所のモデルについて、私が実際に見た感想を踏まえながら紹介していくね!
この記事では
- 薬屋のひとりごとの時代や場所のモデルは?
- 薬屋のひとりごとを実際に見た感想
について書かれています!
※記事の内容は記事公開時点のものです。
薬屋のひとりごとの時代や場所のモデルは?
結論から言いますと、薬屋のひとりごとの時代や場所のモデルは中国王朝の「唐(とう)」です。
薬屋の時代背景について。
活動報告でも書きましたし、前につぶやきましたがもう一度。モデルは唐代、楊貴妃の時代を中心に衣服や花街、後宮はイメージ。
文化レベルは、十六世紀ごろ。ネタ的に、紙不足にさせたりすることもあれば、科学的知識は十九世紀ごろくらいまでなら使うようにしています。— 日向夏🐗 (@NaMelanza) August 16, 2018
「薬屋のひとりごと」の舞台である「茘(リー)」という国について、原作者・日向夏氏は
「ファンタジーですので、実在の国ではありません」と公表しています。
時代設定に関しては「モデルは唐代、楊貴妃の時代を中心に衣服や花街、後宮はイメージです。
文化レベルは、16世紀ごろにしておりますが、科学的知識は19世紀ごろくらいまでなら使うようにしています」と語っていました。
実際に作中では7〜8世紀の唐の時代にはなかったであろう物や情報が登場します。
第2話にて媚薬として登場したカカオや、第5話にて登場した炎色反応(花火の仕組み)、第10話の蜂蜜による乳児ボツリヌス症は8世紀よりかなり後の時代の知識です。
カカオは紀元前から南米に存在しますが、広まったのは16世紀といわれています。
炎色反応の発見は19世紀であり、蜂蜜による乳児ボツリヌス症は20世紀にアメリカで発見されました。
薬屋のひとりごとでは宦官(かんがい)という役職が登場します。
宦官とは宮廷や貴族などに仕える者で、去勢された男性を表す言葉です。
宦官は古代中国だけでなく、ビザンツ帝国・古代ギリシャなど各国に存在していたといわれています。
作中ではほぼ同じ意味の役職ですが去勢についてアニメで語られることがなかったため、実在の宦官と全く同じとは限らず、去勢していない可能性も考えられます。
中国では紀元前14世紀に異民族の捕虜を宦官とするという文献が発見されているため、モデルとしている7〜8世紀の唐の時代より後です。
個人的には炎色反応や乳児ボツリヌス症について、薬屋のひとりごとの時代設定に馴染んでいたため、観ていて違和感はありませんでした。
また知らなかった身近な食材についての知識を学ぶことができ、良かったです。
時代設定は8世紀ですが、20世紀の知識も違和感なく登場していたよ!
薬屋のひとりごとを実際に見た感想
実際に見た感想は、猫猫が普通では解けない謎を薬屋の知識と冴え渡る頭脳を用いて次々と解決してく姿にワクワクする、面白い作品でした。
事件を解決する時は謎解きというよりは科学的根拠に基づいた考察が多いため、個人的には納得がしやすくわかりやすかったです。
作品では政権争いに関わる事件や女性の多い後宮特有の陰湿な嫌がらせや衝突が多々起こります。
しかし猫猫が薬屋の知識を用いて解決し、命を助けます。
薬屋という立場上、他の人より命の重たさを実感しているため、猫猫は命の危険に関わることについてはとても厳しいです。
個人的に印象に残ったシーンは、ちょっとした嫌がらせのつもりで玉葉妃の食事にアレルギーの青魚を混入させた侍女に対して、それが命に関わる危険な行為であることを猫猫が強く警告するシーンです。
猫猫のあまりの剣幕に、警告を受けた侍女は猫猫と目が合うと身を引き締めるようなそぶりを見せるようになりました。
時に厳しく、猫猫の命の大切さを重んじる姿に感心しました。
猫猫が普通では解けない謎を薬屋の知識と冴え渡る頭脳を用いて次々と解決してく姿にワクワクしたよ!
まとめ
薬屋のひとりごとの時代や場所のモデルは中国王朝の「唐」です。
時代設定は基本的に16世紀ごろであり、科学的知識は19世紀ごろの知識も登場します。
個人的には炎色反応や乳児ボツリヌス症について、薬屋のひとりごとの時代設定に馴染んでいたため、観ていて違和感はありませんでした。
実際に見た感想は、猫猫が普通では解けない謎を薬屋の知識と冴え渡る頭脳を用いて次々と解決してく姿にワクワクする、面白い作品でした。
事件を解決する時は謎解きというよりは科学的根拠に基づいた考察が多いため、個人的には納得がしやすくわかりやすかったです。
時代設定や謎解きが納得しやすく、面白い作品だったよ!
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